量子機能材料科学研究室に興味のある学部生の皆さん
卒業研究の概要
卒研テーマの詳細は3月上旬に行われる卒研説明会で案内します.
(それ以外のときでも,見学可能です)
基本的には,研究室の研究テーマの中から4年生が研究できるレベルのものを選択します.
おもに,ナノメートルサイズの材料・構造の作製,分析,自己組織化構造の解析などを中心に,電子デバイスや光学デバイスへの応用をめざした実験を中心に,卒論テーマを設定します.
研究室への配属後は,研究室の基本的な手法である電子顕微鏡や表面分析法などを学びます.
その後,各自の研究テーマに取り掛かります.
卒論研究を通して,実験のやり方,データの解析法など,対象の材料についての基本的な知識(構造や電子物性,光物性など)を修得することができます.
また,ナノテクノロジーに関する一般的な知識を修得し,その知識をエレクトロニクス等の産業分野に応用する基盤的素養を身につけることができます.
最後に卒業論文を書くことで,研究をまとめ,発表する方法を学びます.
卒業生の多くは,大学院に進学して,さらに深い知識の修得や研究の基礎,問題へ取り組む方法などを修得しています.
研究をおこなう上で,つぎのものが重要だと考えています
自然への強い興味と謙虚さ
実験を通じて,自然と会話することになります.
自然は,わたしたちの予想・想像を裏切るような振る舞いをします.
これは,私たちが十分に自然を理解できていないことを示しています.
自然や物質などが語りかけてくる言葉を細心の注意で聞き出すことが大事で,これには,自然に対する強い興味を持っていることが必要です.
これが自然科学の実験の醍醐味です.
忍耐強さ
実験はスムーズには進みません.
何度も失敗した上で,最後に有効なデータが得られる場合が多くあります.
多少の失敗にはめげずにがんばれる精神力と体力が必要です.
これらの資質は社会に出て産業界で技術者として活躍する上で必要とされるものと同じです.
研究室で研究を続けていくうちに身に付いていきます.
研究室での生活
研究室のコアタイム 10:00〜17:00
研究室ゼミ:週に一回(曜日を決めて毎週17:00から2時間程度実施しています)
輪読:週に一回,4年生と修士1年学生合同で,英語の専門書や論文の輪読などを,おこなっています.
それ以外の時間は,教官や先輩から適宜指導を受けて,研究を進めます.
コアタイム以外にも,各自の研究や学習の進捗に応じて,夜遅くや朝早くから研究や勉強をしている人も多くいます.
他の行事
花見(新人歓迎),就職内定祝い,大学院入試終了などの機会ごとの会,忘年会 など.
工学部二類の駅伝大会
大学院で当研究室を希望する学生の皆さん
本研究室に卒業研究で配属される学部生は,工学部二類電子システムプログラムの学生です.
しかし,大学院入学の際に,当研究室を希望する場合には他分野の出身でも構いません.
ただし,電磁気学や量子力学などの基礎的知識は必要です.
大学院への入学を希望する場合は,教員に連絡を取ってください.
戻る