量子機能
材料科学
研究室
Material Science
  
Nanotechnology
     
Laboratory

シリコンウエハ表面に作製された原子の階段
高さ0.32nm,幅10nmの階段が規則正しく並んでいる.

研究室の紹介

ナノテクノロジーとはナノメートル(100万分の1ミリメートル)という非常に小さなサイズの材料特有の性質を利用したり,この小さなサイズで材料を加工したりする技術のことです.学問分野としてはナノサイエンスという言葉でも表されることもあります.

ナノメートルサイズでの加工や材料のテクノロジーが進歩すると,従来の自然界には無かった新しい機能を備えた材料や超高性能な素子ができるものと期待されています.

我々の研究室では,原子・分子レベルで材料表面を観察し,制御する技術やナノメートルサイズの粒子の電気的・光学的特性を調べ,利用する技術の研究をおこなっています.



ナノメートルサイズの物質や材料を作製する方法として,加工法としては小さな要素を組み上げて機能体を作り出す,「ボトムアップナノテクノロジー」を研究の中心にしています.個々の材料(要素)が,互いの相互作用によって,組織立った機能体になる「自己組織化」をボトムアップナノテクノロジーの重要な考え方です.また,ナノテクノロジーとバイオテクノロジーの融合分野であるバイオナノの研究領域も精力的に展開しようとしています.



我々の研究室では「ナノテクノロジー」,「自己組織化」,「原子・分子制御」,「表面科学」及び「高集積機能素子」を主要テーマに研究を展開しています.